はじめに
入院中、水虫の患者さんはたくさんいますが、実際にいくらかかるか想像がつきますか?
現在保険診療で使われる爪白癬の治療薬、ネイリン、イトラゾール、ラミシール、クレナフィン外用液、ルコナック液について、薬価や治療全体の薬剤費、自己負担金額についてまとめました!
病院とスタッフの皆さん、患者さん、医学生、研修医の皆さんの参考になれば幸いです
治療費
2023年4月の薬価で計算しました。
ルコナック液、クレナフィン液の治療全体費用は月2本,12ヶ月使用した際の金額を算出しました
意外とお金のかかる治療ということがわかります。皆様の想像通りでしたでしょうか?
ネイリン (ホスラブコナゾール)
ネイリンは爪白癬治療薬で、1日1錠12週間内服を行う。
1錠818.8円であり、1ヶ月22814円、3割負担だと1ヶ月6844円となる。
治療は3ヶ月間であり、3ヶ月の総治療費は68443円、3割負担は20532円となる。
イトリゾール(イトラコナゾール)
イトリゾールは爪白癬治療薬で、1日8錠を1週間内服後3週間休薬を3クール行う。
1錠163.8円であり、1ヶ月9172円、3割負担だと1ヶ月2751円となる。
治療は3ヶ月間であり、3ヶ月の総治療費は27518円、3割負担は8255円となる。
ラミシール(テルビナフィン)
ラミシールは爪白癬治療薬で、1日1錠24週間内服を行う。
1錠95.2円であり、1ヶ月2665円、3割負担だと1ヶ月799円となる。
治療は6ヶ月間であり、6ヶ月の総治療費は15993円、3割負担は4798円となる。
ルコナック液
ルコナック液は爪白癬の外用治療薬で1本2674円。
月2本、12ヶ月間の治療とすると
1ヶ月5348円、3割負担だと1ヶ月1604円となる。
治療は12ヶ月間であり、12ヶ月の総治療費は64176円、3割負担は19252円となる。
クレナフィン液
ルコナック液は爪白癬の外用治療薬で1本5253.8円。
月2本、12ヶ月間の治療とすると
1ヶ月10507円、3割負担だと1ヶ月3152.1円となる。
治療は12ヶ月間であり、12ヶ月の総治療費は126091円、3割負担は37825円となる。
まとめ
爪白癬治療の治療費、薬剤費についてまとめました。