学会認定皮膚科専門医(旧制度)と機構認定皮膚科専門医(新制度)の違い

目次

学会認定皮膚科専門医(旧制度)と機構認定皮膚科専門医(新制度)

旧専門医制度と新専門医制度の相違点をまとめてみました

研修期間、専門医資格取得

研修期間

  • 研修期間はいずれも5年、60ヶ月
  • 旧制度では学会加入後5年間、新制度ではプログラム開始後60ヶ月となります
  • 旧制度では初期研修の期間も研修期間に含むことができたが、新制度では含むことができなくなった
  • 旧制度では5年間終了後次の年次で、新制度では5年目に修了見込みで専門医試験を受験可能

専門医資格取得

  • 旧制度では最短6年目、新制度では最短7年目
  • ただし医師3年目に皮膚科学会に加入した場合の専門医取得は旧制度は8年目新制度は7年目となる

前単位実績

前単位実績は旧制度で150単位、新制度で60単位必要となります。
単位数は異なりますが、項目ごとに取得できる単位数が変わったので、労力はさほど変わらないようです。

旧制度では初期研修期間も単位を取得できましたが、新制度では初期研修期間中の単位取得はできなくなりました

旧制度の前単位実績

新制度の前単位実績

講習会:必須

  • 旧制度では3回(30単位)、新制度では共通講習4回(4単位)+必須講習3回(12単位)が必要
  • 新制度のほうが必須講習会の参加回数が合計7回と多い

講習会:選択

  • 旧制度では5回(50単位)、新制度では4回(16単位)が必要
  • 必須と合わせると旧制度は8回、新制度は11回の受講が必要

新制度では選択講習会は何回受講が必要か記事にまとめてあるので良ければ参考にしてください!

学会発表

  • 学会発表は旧制度、新制度ともに8回必要

論文発表

  • 論文発表も旧制度、新制度ともに筆頭著者で3編以上必要

まとめ

  • 新制度では初期研修時の皮膚科研修時間、前単位取得を認められない
  • 最短で専門医を取得できる年度に違いがある
  • 必須講習会は新制度で必要回数が多いが前単位取得の労力は概ね変わらない
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