ニキビ治療薬エピデュオ®(過酸化ベンゾイル・アダパレン)メモ

  • 販売名: エピデュオゲル (Epiduo Gel)
  • 欧文商標名: Epiduo Gel
  • 製造会社: マルホ
  • 薬価: 118.3円/g
  • 禁忌事項:
    • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
    • 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
  • 効能または効果:
    • 尋常性ざ瘡
  • 効能または効果に関連する注意:
    • 本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること。
    • 顔面以外の部位(胸部、背部等)における有効性・安全性は確立していない。
    • 結節及び嚢腫には、他の適切な処置を行うこと。
  • 用法及び用量:
    • 1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布する。
    • 夕方から就寝前に使用すること。
    • 治療開始3ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中止すること。
  • 重要な基本的注意:
    • 本剤はアダパレンと過酸化ベンゾイルの配合剤であり、各単剤よりも皮膚刺激が発現するおそれがあるため、本剤よりも先に各単剤による治療を考慮すること。
    • 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は、本剤の使用を中止すること。
    • 本剤の使用中に皮膚剥脱、紅斑、刺激感、腫脹等があらわれることがある。紅斑や腫脹が顔面全体や頚部にまで及ぶ症例も報告されているので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には本剤の使用を中止するなど適切な処置を行うこと。
    • 症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は、塗布を中止し、漫然と長期にわたって使用しないこと。
    • 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること。
  • 特定の背景を有する患者に関する注意:
    • 妊婦: 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には使用しないこと。妊娠した場合、あるいは妊娠が予想される場合には医師に知らせるよう指導すること。
    • 授乳婦: 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。皮膚外用時のヒト母乳中への移行は不明である。
  • 小児等: 12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない
  • 副作用:
    • 皮膚及び皮下組織障害: 皮膚刺激、皮膚疼痛、アレルギー性皮膚炎、紅斑、そう痒症、日光皮膚炎、皮膚びらん、皮膚剥脱など
    • 眼障害: 眼瞼炎、眼瞼浮腫など
    • 傷害、中毒及び処置合併症: サンバーン
    • 呼吸器、胸郭及び縦隔障害: 咽喉絞扼感
    • 感染症及び寄生虫症: 単純ヘルペス
    • 肝臓: 血中ビリルビン増加、AST増加、ALT増加、γ-GTP増加など
    • その他: 血中コレステロール増加、腫脹、ピリピリ感、灼熱感、口角炎、白血球数減少、白血球
  • 国内第3相試験
    • 日本人の尋常性ざ瘡患者を対象に行われた試験で、本剤(エピデュオゲル)を1日1回、12ヵ月間、顔面に塗布して安全性と有効性を評価することを目的とした。
    • 塗布を開始してから1週間後に、総皮疹数が減少。この効果は12ヵ月間にわたって持続しました。
    • 副作用の発生頻度は、436例の患者のうち9.9%(43例)で報告されました。最も一般的な副作用は皮膚刺激で、6.9%の患者(30例)で発生しました。
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