ミノマイシン®ミノサイクリン メモ

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薬剤情報:

販売名: ミノマイシン錠50mg

製造会社: ファイザー

YJコード: 6152005F1052

薬価: 15.3円/錠

規制区分: 処方箋医薬品注

禁忌:

テトラサイクリン系薬剤に過敏症の既往歴のある患者への投与は禁忌。

効能または効果:

表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、尿道炎、淋菌感染症梅毒、腹膜炎、感染性腸炎、外陰炎、細菌性腟炎、子宮内感染、涙嚢炎、麦粒腫、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎、化膿性唾液腺炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、上顎洞炎、顎炎、炭疽つつが虫病オウム病

用法及び用量:

成人には初回投与量として100〜200mgを経口投与し、その後12時間または24時間ごとに100mgずつ経口投与。

患者の年齢、体重、症状に応じて調整。

重要な基本的注意:

感受性を確認し、最小限の期間にわたって投与して耐性菌の発生を防ぐ。

投与中にめまい感が現れることがあるため、運転や危険な機械操作には注意が必要。

特定の背景を有する患者に関する注意:

食道通過障害のある患者:

  • 食道潰瘍のリスクがある。

経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者:

  • ビタミンK欠乏症状に注意する。

腎機能障害患者:

  • 副作用のリスクが高まる可能性がある。

肝機能障害患者:

  • 副作用のリスクが高まる可能性がある。

妊婦:

  • 胎児に一過性の骨発育不全、歯牙の着色・エナメル質形成不全を起こすことがある。また、動物実験(ラット)で胎児毒性が認められている。

授乳婦:

  • 授乳しないことが望ましい。母乳中へ移行することが報告されている

小児等:

  • 他の薬剤が使用できないか、無効の場合にのみ適用を考慮すること。小児(特に歯牙形成期にある8歳未満の小児)に投与した場合、歯牙の着色・エナメル質形成不全、また、一過性の骨発育不全を起こすことがある。

高齢者:

  • 高齢者には注意が必要で、生理機能が低下しており、副作用の発現リスクが高まる可能性がある。また、ビタミンK欠乏による出血傾向にも注意が必要。

副作用:

  • ショック、アナフィラキシー(頻度不明):
  • ループス様症候群(頻度不明):
  • 結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎(頻度不明)
  • 自己免疫性肝炎
  • 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑(頻度不明)
  • 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)
  • 血液障害: 汎血球減少、無顆粒球症、顆粒球減少、白血球減少、血小板減少、貧血
  • 重篤な肝機能障害(頻度不明)
  • 急性腎障害、間質性腎炎(頻度不明)
  • 呼吸困難、間質性肺炎、PIE症候群
  • 膵炎
  • 精神神経障害
  • 出血性腸炎、偽膜性大腸炎
  • その他の副作用

が報告。

参考文献

医療用医薬品:ミノマイシン

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